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<おまけ>法学豆知識

このページでは、法学に関する豆知識をお届けします。


弁護士バッジについて

皆さんは、弁護士の「バッチ」(記章)をご覧になったことがありますか?本物を見たことがない人でも、法律を扱ったテレビドラマや映画などで見たことがある人もいるかもしれません。
金で輝く花をかたどった弁護士記章の中心にあるのは、「秤(はかり)」です。これは弁護士が常に公正と平等を追求すべきものであることを表しています。
そして、その周りには、ひまわりの花があります。
なぜ、「ひまわり」なのかというと、
ひまわりが、「太陽に向かって咲く花」であるからです。弁護士の追求する「自由と正義」を象徴したものと言われています。

 「基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」という弁護士の使命が、あの小さなバッジの中にきちんと込められています。


「検察官」という官名について

実は、「検察官」という官名はないんです。
検察官は、「検事総長」(最高検察庁の長)、「次長検事」(最高検察庁で検事総長を補佐し、場合によっては検事総長の代行もします)、「検事長」(高等検察庁の長)、「検事」および「副検事」の5種類のいずれかの職名なんです。


警察官と検察官の違いについて

では、その検察官と警察官の違いはご存知でしょうか?
警察は刑事事件の最初の捜査を行いますが、容疑者を起訴(裁判所に訴えを起こすこと)はできません。
それに対して検察官は、起訴をするかどうかを決定することができます。起訴は検察官にのみ与えられた権限なのです。
それが大きな違いです。
検察官は、起訴を決める課程で、警察からの捜査記録などの真偽を確かめ、必要があれば、事件の当事者から直接事情を聞くなどします。
なので、どうしても、似ている仕事というイメージがついてしまいますが、役割はしっかりとわかれています。
ちなみに、検察官は警察官のように武器を携行することができないことも、両者の違いです。


検察官バッジについて

その検察官のバッジには、紅色の朝日に菊の白い花びらと金色の葉があしらわれています。このバッジ、しばしば「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)のバッチ」とも呼ばれているんです。
「秋霜烈日」の意味は、秋におりる冷たい霜や夏の激しい日差しのように刑罰や権威・志操の厳しくおごそかなことのたとえです。
というのも、検事には先ほど述べた犯罪の起訴・捜査のほかに、「裁判の監督」という重要な任務があり、裁判での法秩序の運営と遵守を監視する役割があるからなんです。
つまり、検察官自身に、裁判制度と法治制度を厳正に守り、執行し、見守るという姿勢が求められているわけで、その厳しさが、このバッジに象徴されていると言えます。


裁判官について
裁判官は、訴訟事件の審理や裁判をすることが職務の公務員です。
裁判官は、様々な圧力に屈しないで自主的で公正な裁判をすることが法的に求められているため、身分保障の仕組みは強固です。在任中、その報酬を減額されることもありませんし、意に反して転官や停職をさせられることもありません。公務員の中でも特別に権利の保障された職業と言えます。


裁判官のバッジについて
その裁判官のバッジには、八咫鏡(やたのかがみ)という銀色に輝く八角形の鏡の中心に、「裁」という文字が白く書かれています
鏡には「真実をくもりなく映し出す」という意味が込められているとも言われているんです。とはいえ、裁判官は、法廷では黒い法服を着ることが義務づけられているため、その下のスーツに留めてあるバッジを見ることは難しいんですが…。


法服について
法服の黒は、何色にも染まらず、何を混ぜても黒ということを使うことで、裁判官の公平な立場を象徴しているとも言われています。

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