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2012年8月6日(月曜日)

1994年度卒業生 武田 敦(たけだ あつし)さん (第1期卒業生)
カテゴリー: - hougaku @ 15時04分42秒

1994年度卒業生 武田 敦(たけだ あつし)さん (第1期卒業生)

 ○まずは自己紹介からお願いします―――

  1994年度卒業(1期生)の武田敦です。
 現在の肩書きは、東京地方裁判所立川支部民事第4部不動産執行(いわゆる「競売」)係の裁判所書記官です。


○具体的なお仕事の内容は何ですか?―――

 立川支部の不動産執行係は、「受付」、「物件明細」、「売却」、「配当」と4つの担当に分かれていますが、現在は「物件明細」を担当しています。具体的な仕事の中身としては、主に売却対象物件の調査結果(執行官作成の「現況調査報告書」及び評価人作成の「評価書」)を精査し、そこから得られた事実に関する法律判断を記載した書面(「物件明細書」)を作成し、売却手続に向けた準備を整えることです。

○その職業を目指した経緯をお聞かせください。―――
  大学在学中は漠然と公務員志望というだけで、どのような仕事をしたいという希望はありませんでした。結局、4年次に数カ所公務員試験を受けましたが、すべて不合格となり、1年間法律事務所に勤務しました。そこで働くうちに、自分がこれまで学んできたことをもっとも生かせる場所だと思い、最終的には裁判所を志望しました。

○就職して良かったこと、大変だったことをお聞かせください。―――
  就職して良かったことは、「裁判」という公の目的のために働く、自分の能力を社会に直接還元しているという充足感を得られることです。また、様々な事象から必要な情報を取捨選択し、簡潔にまとめる能力が向上しました。
 大変なことは、充足感と表裏一体ですが、権限の大きさによる責任感から、一つ一つの仕事に手を抜けないということです。また、裁判所と関わる当事者の方は、基本的に問題を抱えた人が多いので、そのような人に対応する際には特に気を遣います。

○今後の目標をお聞かせください。―――
  書記官になってから13年余りの間に民事事件を中心にいろいろな係を経験してきましたが、まだ未経験の係があります。今後もなるべく多くの分野を経験し、幅広い知識と経験を身につけ、広い視野を持ち、どのような仕事も適切にこなしていかれるようにしていきたいと思っています。また、これまでのやり方を何も考えずに踏襲していくだけでなく、社会の変化に対応して柔軟な考えを持ち続ける必要も感じています。

○在学中、お世話になった方などはいますか?―――
  いろいろな方にお世話になりましたが、中でも基礎ゼミナール(1年次)の高瀬幹雄先生、教養ゼミナール(1年次)及びサークルの顧問をしてくださった清水忠直先生、専門ゼミナール(3、4年次)の本田直志先生です。


 ○最後に、在校生にメッセージをお願いします。―――

  今振り返ってみると、大学生の期間というのはとても貴重な時間だったと思います。社会人に比べて圧倒的に自由に時間を使える機会ですが、逆にその時間を「どう使うか」を自分で決める必要があり、とても難しい期間であるとも言えます。できれば、他人から指示されたものではなく、自分の頭で考え、悩み、判断してこの時間を使っていただければと思います。今後の人生を考えると、確かに勉強も重要ですが、サークル活動やアルバイトなど、他の経験も同じように重要です。ぜひ、自分なりの時間の使い方を見つけて、試行錯誤しながらいろいろなことに挑戦していってみてください。


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